わたしのこと(カミングアウトとトラウマ)

「なれそめ(その5)」からの流れで
「わたしのこと」の続きを書きます


・・


20代の時に7年付き合っていた
人生初めての彼女は
家庭の事情で叔父夫婦に育てられていた


付き合って6年くらい経った頃、
育てのお母さんが体を壊してしまい
「早く結婚しないといけない」と
彼女が言い始めた


そして彼女はお見合い(婚活)をするように


嫌だったけれど
女同士では結婚できない、
私にはどうすることもできない


最初は「お見合いどうだった?」と
聞いたりしていたけど


私の存在が彼女の人生の邪魔になると思い
自分から「別れよう」と言った


そして、会うのをやめた


家庭を築いて子どもを生みたいという
「女性としての幸せ」を
止められるはずはなかった


けれど心のどこかで
結婚相手が見つからなくて
自分のところに戻ってくるかもしれない、と
期待していたと思う


・・


別れてから一年後


彼女から
「結婚します」というメールがきた


かなりショックだった


どんな相手か知りたくて
結婚前、最後に彼女と会うことになった


聞けば
とても好青年で
彼女を大切にしてくれて
実業家だと、、


まったく勝ち目がない、、


ショックで、悲しくて、悔しくて
涙すら出なかった


でも泣いているのは彼女で
私はとにかく明るく振る舞い、励ました


「じゃあね、幸せになってね!」と
明るく手をふって別れた


それが
7年お付き合いした初めての彼女との
最後だった


情けないかもしれないけど
その時の苦しみや絶望感は尋常じゃなく
一人ではとても乗り越えられなかった


この大失恋をきっかけに
自分のセクシャルのことを
幼なじみに初めてカミングアウトした


幼なじみは
ずっと黙って話を聞いてくれて
とても救われた


・・


【私は女性で恋愛対象は女性】


今となっては
友だちほぼ全員にカミングアウトして
楽になれた


けれど


【女の幸せは
結婚をして家庭(子ども)を築くこと
私にはそれが出来ない】


その問題(トラウマ)は
いまも変わらずにある



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