私の処女膜
30代前半だったたろうか
会社の一年に一回の健康診断で
そろそろ
「乳がん検査」と
「子宮がん検査」を
やらなければなと
嫌で嫌で仕方なかったけれど
がん家系なので不安もあり
受けることにした
「乳がん検査」は
超音波とマンモグラフィー両方と
あとは「子宮頸がん検査」を受けた
検査を受ける前に
問診票というものを書いた
問診票の質問に
「性交渉の経験があるか」
というのがあり
『 まぁ、男とはないけど
女性とはあるから「はい」でいいかな 』
と「はい」に丸をした
まずは「乳がん検査」
はじめてだったので
緊張したけれど
検査員さんが女性だったから
良かった
「超音波検査」は暗くなった部屋に通されて
綺麗な検査員さんだったのもあり
別の意味でドキドキ(笑)
思ったより時間をかけて
検査してくれる
だんだん不安になってきたけれど
大丈夫だった
次はいよいよ「子宮頸がん検査」
知らない人に明るい場所で
アソコを見せるのは
かなり、かなーり抵抗がある
けどやらなければいけない、、
部屋に通され
テレビで見たことがある
診察台があった
カーテンがあり
下半身をカーテンの外に出す
「 わーまじかー嫌だよー 」
泣きそうになる
意を決して
パンツを脱いで
下半身をカーテンの外に
女医さん
「じゃあ、はじめますねー
痛かったら言ってくださいねー」
ブスッ
と固い何かが下半身に、、
その瞬間
「 痛っ、いててててっーー!
先生、センゼイ、イ、イ、イダイデス!!」
叫んだ
思わずのけぞる(笑)
女医さん
「 我慢してくださいねー
すぐ終わりますから、頑張りましょー 」
必死にこらえた
椅子の手すりを掴んで
口を噛み締めて
必死にこらえた
女医さん
「 はーい、終わりましたよー
とっても綺麗でしたよー 」
やっと針みたいな
固いものを抜いてくれた
一気に力が抜ける
看護師さん
「 先生!出血されてます!」
女医さん
「 ちょっと出血されてますねぇ 」
看護師さんが
カーテンの向こう側から
ナプキンを手渡してくる
「 あ、ありがとうございます、、」
診察台から降りると
床に血がポタポタ
『 これってもしや
処女膜がやぶれたのか?』
問診票には
「性交渉」があると記入したから
きっと先生はビックリしたに違いない
私の処女膜をやぶったのは
健康診断で行った
「子宮頸がん検査」の
女医さん
ということになる